レントゲン装置は、その有用性の反面、被ばくのリスクが存在するため、X線診断の最適化が行われる必要があります。
そのため、被ばく線量を合理的に達成できる限り低く保つ、ALARA(As Low As Reasonably Achievable)の原則が提唱されております。
そのため、被ばく線量を合理的に達成できる限り低く保つ、ALARA(As Low As Reasonably Achievable)の原則が提唱されております。
面積線量 DAP (Dose Area Product)
面積線量DAPは空気の吸収線量Dと照射野の面積の積で求められます。単位はmGy cm2です。
DAPは面積線量計をX線発生装置のX線照射口に装着することで測定することができます。
口内法・パノラマ・CTなどの撮影方法の種類に依らず、同じ基準で測定することが特徴です。
DAPは面積線量計をX線発生装置のX線照射口に装着することで測定することができます。
口内法・パノラマ・CTなどの撮影方法の種類に依らず、同じ基準で測定することが特徴です。
CTDI (CT Dose Index)
CT線量指数CTDIは医療用のCTでの線量評価指標で、単位はmGyです。
100mmのペンシル型電離箱線量計をCTの寝台に置き、スキャン中に受けた線量の総和をスライス厚で割ることにより、CTDI100という線量評価値を求めることができます。
CTによる被ばくの影響は、撮影部位の中心部よりも辺縁部のほうが高いとされています。
そのため、この影響を考慮してCTDIの値を補正したものが、DRL指標である加重(荷重)CT線量指数CTDIw(Weighted CT Dose Index)です。
CTDIwは次の式で求めることができます。
CTDIw = 1/3 × CTDI100,c + 2/3 × CTDI100,p
ここで、CTDI100,cは撮影部位の中心部でのCTDI100を、CTDI100,pは撮影部位の辺縁部(表面から10mm内側)4点のCTDI100の平均値を指します。
100mmのペンシル型電離箱線量計をCTの寝台に置き、スキャン中に受けた線量の総和をスライス厚で割ることにより、CTDI100という線量評価値を求めることができます。
CTによる被ばくの影響は、撮影部位の中心部よりも辺縁部のほうが高いとされています。
そのため、この影響を考慮してCTDIの値を補正したものが、DRL指標である加重(荷重)CT線量指数CTDIw(Weighted CT Dose Index)です。
CTDIwは次の式で求めることができます。
CTDIw = 1/3 × CTDI100,c + 2/3 × CTDI100,p
ここで、CTDI100,cは撮影部位の中心部でのCTDI100を、CTDI100,pは撮影部位の辺縁部(表面から10mm内側)4点のCTDI100の平均値を指します。
線量-長さ積DLP (Dose-Length Product)
線量-長さ積DLPはCTDIwとCT撮影範囲長の積で表されます。単位はmGy cmです。
患者入射線量 PED (Patient Entrance Dose)
患者入射線量PEDは口内法X線撮影で用いられる線量評価値です。単位はmGyです。
口内法レントゲン装置のコーンの先端での空気カーマの値を指します。
口内法レントゲン装置のコーンの先端での空気カーマの値を指します。
線量-幅積 DWP (Dose-Width Product)
線量-幅積DWPは主にパノラマ撮影装置で用いられる線量評価値です。DWPは吸収線量Dとパノラマのスリット幅の積で求められます。単位はmGy mmです。
入射表面線量 ESD (Entrance Surface Dose)
入射表面線量ESDはセファロ撮影で用いられる線量評価値です。単位はmGyです。
セファロ装置のイヤーロット位置での空気カーマの値から算出します。
セファロ装置のイヤーロット位置での空気カーマの値から算出します。